滋賀県の日野町（町長：堀江 和博）と、ソフトバンク株式会社の子会社で位置情報を活用したビッグデータ事業を手掛ける株式会社Agoop（アグープ、本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：柴山 和久、以下「Agoop」）は、地域公共交通の活性化及び町民サービス向上等を図るため、「地域活性化包括連携協定」（以下「本協定」）を締結しましたのでお知らせします。
日野町では、地域公共交通再編を目指した「わたむき自動車プロジェクト」に今年度から３年間取り組むこととしており、本協定を機にAgoopと連携して町内の人の流れを「見える化」し、それに対応した公共交通の再編を進めることとしています。ほかに、ワーケーション型や地域交流型等の新しい滞在型観光拠点の整備をはじめとする観光振興、歩くことの推奨による町民の健康増進、防災等の危機管理の強化などでも連携することとしており、両者の協働によって時代の変化に対応した持続可能な地域づくりを推進してまいります。なお、Agoopが自治体と連携協定を締結するのは、今回が初めてです。
■「地域活性化包括連携協定」の概要
1. 締結日
令和３年７月８日
2. 協定の目的
これまで日野町とAgoopは、町内でのデータ利活用の研究会やビッグデータ利用促進の協力等で連携してきましたが、日野町が「わたむき自動車プロジェクト」を立ち上げたことから、本格的に地域公共交通再編に向けて連携した取り組みを進めることとなったほか、さらに幅広い分野において相互の連携を強化し、協働を推進することで地域公共交通の活性化及び町民サービス向上等を図るため。
3. 連携事項
（1）地域公共交通の活性化（「わたむき自動車プロジェクト」に関すること）
（2）観光振興に関すること
（3）町民の健康増進に関すること
（4）危機管理の強化及び地域の安心・安全に関すること
（5）その他、地域の活性化及び町民サービス向上に関すること
※「わたむき自動車プロジェクト」については、別添資料を参照ください。
■日野町について
日野町（ひのちょう）は、滋賀県の南東部、鈴鹿山系の西麓に位置する東西14.5km、南北12.3km、総面積117.60平方kmの町です。霊峰・綿向山を東に望む日野町は、町の花である「ほんしゃくなげ」が咲き誇る、無限の大地が育んだ自然環境に恵まれた町です。
江戸時代には、漆器や薬売りの行商から発展した日野の商人は近江商人の基礎を確立し、その中心の町として繁栄、全国各地に商圏を伸ばす近江日野商人として名を轟かせていました。明治22年に町制を敷き、昭和30年に郡内の６ヶ村と合併し現在の行政区となっています。
日野町は「時代の変化に対応し だれもが輝き ともに創るまち“日野”」をキャッチフレーズに、先人から受け継いできた精神や知恵を大切に生かしながら、社会の変化に対応し、あらゆる立場の人が取り残されることなく尊重され、だれもが主人公となって、ともに創るまちづくりを推進してまいります。
■Agoopについて
Agoop（アグープ）は、位置情報ビッグデータを活用する先進的企業であり、スマートフォンアプリから大量の位置情報・センサー情報を集積して独自の技術で解析することで人の動きを見える化し、「流動人口データ」などのビジネスに新しい視点をもたらす価値ある情報を提供しています。
Agoopの「流動人口データ」は、同意を得たユーザーのスマートフォンアプリから収集される位置情報データを、秘匿加工を行った上で提供しているもので、これまでにさまざまな企業や自治体の支援を行っています。高精度かつ鮮度の高い情報を分析・活用することで、日々変化する人の動きを把握することが可能となり、街づくりや観光振興、災害対策、マーケティングなどにおいて正しい意思決定を迅速に行うことができます。
新型コロナウイルス感染症拡大による社会的混乱においては、Agoopの人流解析レポートを政府機関や自治体、全国の報道機関向けに提供し、感染拡大抑止や防止対策の効果検証に貢献しています。今後も感染拡大抑止や経済復興に関わる取り組みを支援するため、価値あるデータを提供していきます。新型コロナウイルス感染症拡大抑止に関するAgoopの活動の詳細は、（http://agoop.co.jp/coronavirus/）をご覧ください。
※「わたむき自動車プロジェクト」について（別添資料）
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